土曜のコラムで「腕がいい先生ほど患者が定着しない」構造をお伝えしました。
原因は「ゴールの位置」。先生自身が「痛みゼロ」をゴールにしている限り、腕がいいほど早く終わってしまう。
じゃあゴールをどこに置けばいいのか。
答えは「たった1つの問いかけ」にあります。
患者さんがハッとする「1つの問いかけ」
新規で来た患者さんに、こう聞いてみてください。
○○さんの今の痛みって、誰かに殴られたわけじゃないですよね?
つまり、普通にやってきた生活がこの症状を出してるってことです。
ここで治療してよくなって、元の生活に戻ったら
どうなると思います?
ここで患者さんがハッとします。「確かに...」と。
「そう、元に戻っちゃうんですよ。でも元に戻ることがゴールなわけじゃないですよね」
このやり取りで患者さんは「痛みを取ってもらえばOK」じゃないんだ、と気づく。
でもまだ「じゃあどうすればいいの?」の状態。ここから先は先生が導いていく番です。
3つの健康法則で導く
「痛みが取れても、自分自身で健康の状態を維持できるようになりましょう」
という流れで、健康法則の話に入ります。
睡眠の質を
上げること
自分に合った食事を
ちゃんと摂ること
適切な運動を
行うこと
「施術」と「プログラム」の違い
「施術」を売る
痛みを取るための「行為」を提供。痛みが取れたら終わり。また再発して一からスタート。
「プログラム」を売る
健康維持できる状態まで導く「プロセス」を提供。痛みが取れてからが本番。生活習慣が変わり、健康レベルが上がる。
初めからプログラムを提供すれば、痛みが取れた後からが本番になる。患者さん自身も「まだ終わりじゃない」と理解しているから、痛みが取れても自然に通い続けます。
しかも患者さんにとってもメリットしかない。痛みだけ取ってまた再発するのと、生活習慣ごと変わって健康レベルが上がるのと。どちらがいいかは聞くまでもありません。
腕のいい先生ほど「プログラム化」がハマる
技術で早く痛みを取り、残りの期間で生活習慣を変えていく。
腕がいいからこそプログラムの質が高くなる。
これが本来あるべき形です。