施術後のセルフケア指導。
「水をたくさん飲んでくださいね」「ストレッチしてくださいね」
こう伝えている先生は多いと思います。
でもこれ、患者さんは家に帰ったらもう忘れています。
理由はシンプルで、「自分だけに言われた言葉」じゃないからです。
「指導の中身」ではなく「指導の届け方」で損している
誰にでも言えることは、誰の心にも残らない。
毎回セルフケアを伝えているのに患者さんが離れていく先生は、「指導の届け方」で損しています。
福井県敦賀市で一人治療院を経営する中村直人先生。
会員さんが8割、回数券が2割。単発はほぼゼロ。
入塾前の離患率は8.2%。業界ではかなり低い数字です。
でも中村先生は、ある課題を抱えていました。
施術後のセルフケア指導で、全員に同じ3つのことしか伝えていなかったのです。
「呼吸」「水」「優しく動くこと」
もちろん間違いじゃない。でもこれだけだと、患者さんは「ふーん、わかりました」で終わる。
変えたのは「伝え方の解像度」
中村先生が平森塾で学んだ後に変えたこと。
それは「伝え方の解像度」でした。
全員に同じ3つ
「呼吸と水と優しく動くこと」
誰にでも言える。
だから誰の心にも残らない。
患者ごとに変える
「○○さんはデスクワークで肩が前に入りやすいので、朝とお昼休みの2回、この呼吸法をやってください」
いつやるか、どういう意識で、どう続けるか。紙に書いて渡すこともある。
やったことはこれだけです。
でも結果は、はっきり出ました。
離患率8.2%から1.3%へ
なぜ「一言を変える」だけで離患が止まるのか
全員に同じ指導をしていた時、患者さんにとってセルフケアは「先生に言われたこと」でした。
でも一人ひとりに合わせた具体的な指導に変えたことで、患者さんの中でセルフケアが「自分ごと」に変わった。
「自分ごと」になるとき、行動が変わる
- 自分の生活に合った健康習慣だから、続けられる
- 続けるから体が変わる
- 体が変わるから「ここに通い続けたい」になる
この仕組みの土台にあるのは、「患者さん一人ひとりの生活を見ている」ということ。
中村先生の事例は、その姿勢を日常の指導にまで落とし込んだ形です。