「ここ痛いですか?」が
離患を生む理由

「痛み」を評価基準にした瞬間、治療の主導権は患者さんに渡る。
事実で伝えて「共通認識」を作る。それが「任せたい」の土台。

施術中に「ここ痛いですか?」と聞いていませんか。
患者さんの反応を見ながら進めたいから、当然の質問に思えます。
でも、この質問を続けている限り、患者さんから「先生にお任せします」は絶対に出てきません。

なぜ「ここ痛いですか?」がまずいのか

施術中、「ここ痛いですか?」と聞く。
患者さんが「痛くないです」と答える。
この瞬間、患者さんの頭の中はこうなっています。

「痛くない = もう治った = もう来なくていい」

つまりこの質問は、治療を続けるかどうかの判断を
全て患者さんの「感覚」に丸投げしている。
こちらがどれだけ「まだ通った方がいい」と思っていても、
患者さんが「痛くない」と答えた瞬間、「もう終わり」が確定します。

主導権が患者さんに渡る

「痛み」を評価基準にした瞬間、治療の主導権は先生ではなく患者さんに渡る。
主導権が渡った状態で、「任せたい」は絶対に生まれない。

質問をこう変えるだけ

NG:感覚に聞いている

「ここ痛いですか?」

患者さん任せで
感覚的に聞いている

OK:事実を伝えている

「検査の結果、
ここがまだ硬いので
来週も来てください」

検査の結果を元に
事実を伝えている

事実で伝えると「共通認識」が生まれる

感覚で聞いていたときは、先生と患者さんの間に「共通の基準」がなかった。

先生の思考

「まだ通った方がいい」

まだ改善途中だと
分かっている

患者さんの思考

「痛くないからもういい」

痛みが消えたので
治ったと思っている

真逆の思考になっている。
でも事実を伝えることで、先生と患者さんが同じ検査結果を見て、同じ基準で判断できる。

「先生と私は同じものを見ている」
この感覚が、信頼の出発点。

そして事実で伝えると、患者さんの中にこんな安心感が生まれます。

「この先生は検査も含めて、ちゃんと体を見てくれている」

この安心感が生まれた瞬間、患者さんの口から出るのは
「もう来なくていいかな」ではなく「先生にお任せします」です。

今日のまとめ

  • 「ここ痛いですか?」は判断を患者さんの感覚に丸投げしている
  • 「検査の結果、ここがまだ硬いです」に変えるだけで「共通認識」が生まれる
  • 「共通認識」が信頼の土台となり、「任せたい」はこの土台の上にしか生まれない
平森勇喜

平森 勇喜

治療院経営コンサルタント。「仕組み化」で新規依存から脱却する経営を支援。500院以上の経営支援実績。

「任せたい」と言われる院を作る方法を知る

患者さんとの信頼関係を仕組みで構築する方法を、無料ウェビナーで公開しています。