あなたの院の「平均LTV」。いくらか即答できますか?
もし即答できなかったのであれば、ちょっと経営の危険信号かもしれません。
今月の売上や利益なら即答できますよね。でもLTVは、まだ「超重要」という認識がないのかもしれない。
今回は、治療院のLTVについて世界一わかりやすく解説します。
新規を追い続ける経営の落とし穴
毎月毎月、広告費をかけて新規を集めている。
でも売上は伸びていかない。
はじめの1回は来るけど、2回目の来院につながらない。
2回目は来るけど3回目で途切れる。
「痛みが取れたら来なくなるのは仕方ない」
そう思って、また広告費をプラスしたり、インスタやGoogle広告を試してみたりする。
また新規が来て、また来なくなって、また広告をかけて…この繰り返し。
「まあ、そんなもんでしょ」って思っていませんか?
でも違うんです。だからこそ、LTVを知ることが超重要なんです。
LTVとは何か
LTV。正式には「ライフタイムバリュー」。日本語だと「顧客生涯価値」。
…って言われてもピンと来ないですよね。
LTV = 患者さん1人が、通院をやめるまでにトータルで支払ってくれる金額
田中さんの例で理解する
たとえば、毎月2回通ってくれている50代の田中さん。施術代は1回5,000円。
物販を買ってもらっているわけでもない。ただ毎月2回、安定して施術に来てくれているだけ。
田中さんのLTV
5,000円 × 2回 × 10ヶ月 = 10万円
田中さん1人で10万円。この10万円がLTVです。
そして全患者さんのLTVを平均した数字が「平均LTV」。
LTVを知ると経営判断が2つ変わる
1人の患者さんを逃すことへの考え方、変わりましたか?
ここから読み取れる重要な経営判断が2つあります。
1. 患者さんが来なくなることの「重み」が変わる
「1人来なくなった」が「34万円が消えかけてる」に変わります。
たとえば、新規で2回ぐらいは来ていた患者さんがいたとして、そこから次の予約が入らない。
今までなら気にもせず、スルーしてたかもしれない。
でもLTVを知った後は、「34万円が消えかけてる」と思えるようになる。
だから、フォローの電話1本、LINEの1通が打てるようになる。
何もしなかったのが、行動に変わります。
2. 経営の優先順位が変わる
新規獲得コスト
3万円
広告費をかけて
1人集める
既存患者1人のLTV
34万円
来なくなるのを
1人防ぐ
どっちに力を入れるべきか、明らかですよね。
広告費の打ち合わせより先に、まず「最近来てない患者さん」をリストアップする。
LTVを知ると自然とそうなります。
平均LTVの計算方法
年間の総売上 ÷ 定期的に通っている患者さんの人数
たったこれだけで平均LTVが出せます
この「定期的に通ってくれている患者さんの人数」を、平森塾では「アクティブカルテ枚数」と呼んでいます。
今も通い続けてくれている患者さんのカルテが何枚あるか。この枚数です。
計算例
年商3,000万円 ÷ 定期通院300人 = 1人あたり10万円
この数字が出た瞬間、1人来なくなると10万円の損失だとわかる。
1ヶ月に20人来なくなっていたら、最低でも200万円以上。
あなたの院は一体いくら失っているのか。
今日やってほしいことは1つだけ
自院の平均LTVを一度、計算してみてください。
数字が見えると、人は動きます。
平森の院ではLTVの数字をスタッフにも共有するようにしたところ、
「この患者さん、最近来てないです」とスタッフの方から言ってくるようになりました。